第3回 FG Banbi CUP 結果

前回のバンビカップでは見事3位に入賞し、今回は優勝を狙いたいところ。しかし、去年の12月23日は、Baby Cupで全敗を喫したという苦い記憶がある。参加費だけ払って何も得るところがなかったのはあの日ぐらいのものだろう。

さらに大きな声では言えないが、その一方、恋に敗れてさらにもう一敗してしまったメンバー（♂）もいるのだ。名前はあえて言わない。

彼から聞いたことによれば、たしかあの日は酒の家でご飯をご馳走になり、酒のご家族のご好意で、DTメンバーの背番号入りの砂糖菓子がのったケーキまでご馳走になっていたのだが‥実のところ、その恋に破れた男は「心ここにあらず」だったという。

繰り返すが、あくまで聞いた話だ。

ケーキの上にメンバーを模した砂糖菓子がのっていようが、ケーキがその男の大好物のチョコレートケーキであろうが、きっとその男には苦い味しかしなかったのだろう。まったく涙なしには語れない話である。

前置きがことのほか長くなったが、試合はそんな負の記憶（とくにあるDTメンバーにとっては‥）を払拭してしまうかのように順調な滑り出しであった。様子を見ながら要所要所で主導権を握り、森がPKを獲得。落ち着いて森がゴールを決めた。

さぁ、後半もこのまま油断することなくゴールを守っていこう。

そう思った矢先、敵の強烈なシュートがDT73のゴールを狙っているではないか！！

このような場合、石崎君なら顔面からシュートを放つ足に突っ込んでいくことだろう‥もちろん私は石崎君ではないので、右足でしっかりとシュートをブロック。シュートは見事に止まって危機を脱した。しかし右足が地面についた瞬間、激痛が全身を貫いた。

うわおおぉおぉぅ！

と叫ばないまでもかなりの痛みだ。

「ああ、やっぱりクリスマス前はいいことがないな‥（涙）」

そんなことを考える余裕があったので骨折は免れたとはわかったが、第1試合から怪我をしてしまい、私にとっては先の試合が大変不安になってしまった。試合はこのまま1-0でDT73が順当に勝利した。次の試合も恋の試合も勝っていきたいものである。

相手チーム名は「マリオ」

どことなく髭オヤジを連想させる名前です。

昔、ファミコンマガ○ンに「マリオ第三の兄弟が発覚！その名はホゲス！」という記事がありました。

まあいいんですけど。

未知のチームです。試合開始早々、森がキックオフシュート！

森のシュートは正確でした。そして、おそらくこのチームはキックオフシュートを初めて目の当たりにしたのでしょう。ボールは相手ゴールに突き刺さりました。意気揚がるDT73。

しかし、このチームは一筋縄ではいかない相手でした。全員の個人技や連携のレベルが高く、サッカー経験者の集団であると確信させます。おそらく高校か何かのサッカー部OBが、フットサルの初参加の腕試しとして参加したのでは」ないでしょうか。

いずれにせよ、バンビカップを越えた攻防が繰り広げられます。

1点を返され、同点のまま後半へ続く（キートン山田の声で）

DT73はよく守っていましたが、なかなか攻めに転ずることが出来ません。終盤にはいり、相手の短髪くん（仮称）がゴール前に切り込みます。

これまで度々シュートを防いでいた山糸でしたが、最後の最後でディフェンスの裏をかくワンタッチヒールシュートを決められ逆転されます。

終了間際、フリーーキックから最後のチャンス。弾かれたボールを鍋が拾ってシュート！

しかしボールは無情にもバーを越えていったのでした。

第二試合で負けたことで決勝トーナメントへ行くには勝利が絶対条件となったこの試合、「絶対に落とせない」と意気込むDT！前半組がコートに整列した。

…あれっ？？

栗○君ってフットサルやってたっけ！？

そう…。まさに相手メンバーの一人が栗○に栗ソツなのである。

しかし、角度によってはガネガネ君に似てるという説も…。

前半から攻勢に出るDT73。何本かシュートを放つも相手ゴールキーパーの豹のごとき俊敏な動きになかなかゴールを割れない。しかし、ここから神衣を身につけた一人の男が躍動する。

アシスト王・天からのパスを山が決め、さらにもう一発！

前半を2-0で折り返し、「この試合は勝てる」とメンバーのモチベーションがあがる！

そして、2得点を決めた山は後半さらなる爆発力を見せることに。。。

後半、キックオフからいつものよーに山がゴールを狙う。

相手の壁はGKがボールを見えるように真ん中を開けている。

しかし、神衣を身に着けた山にとって真ん中を開けることは自殺行為に等しかった。

ドヒューーッ！！ピピー！

えっ！？入ったの！？と誰もが思ったことだろう。むしろ相手キーパーが思っただろう。

山のシュートは壁の真ん中を抜けゴール右に突き刺さった！山が超えようとしている壁の高さに比べれば、その程度の壁など無いに等しいのだ。後半いきなりの攻勢で波に乗るDTだったが、森は相手GKの反応の速さになかなかゴールを割れない。

しかし、そんな中、山は糸のアシストからダメ押しの4点目。

ディフェンス面においても、忍の賢明で懸命な守備が光り、GKの鍋に至っては、暇をこいて今にもナベラックガールズとメールをしそうな勢いである。

ちなみに本当にメールをしていたかどうかは定かではないが、準決勝の相手「F Palio」のメンバーにナベラックガールズの一人が所属していたことは驚嘆と言う他ない。

ともあれ、（恋の）矢に射られて特Aクラスのスタンド「花女神(Floral Goddess)」を身に付けた山が大量4得点で見事チームを勝利に導いたのであった。

予選最後の試合の相手は前回大会では1-0で辛勝したマジョーラ。鍋とのGK対決が印象深く、前半は相手GKのキーパースローを警戒しつつ様子を見ながらの展開になるかと思われたが、第三試合を完勝したDT73は調子に乗って攻めまくった。

森に続き、糸が大会初ゴールを決め、余裕を持った試合運びをする我がチーム。相手GKも前回のようなドッジボール戦術では通用しないことを悟ったのか、キーパースローを封印したようである。

我々としては、ドッジボール戦術を一番恐れていたのでラッキーだった。

そして怒涛の後半、ついにあの男が目を覚ます。

後半に入っても俄然DT73ペースで進む第四試合。もはや決勝トーナメント進出を決定的なものとし、さらに調子に乗る。

第三試合で発動したスタンドの力を借りて山が2ゴールを叩き込むと、最後にあの男が！！

酒のゴールでダメ押しの5点目！！酒は嬉しい大会初ゴール！！

さらにこの試合参加した高校生組が全員ゴールを上げるという快挙を成し遂げる！！

実に危なげない試合運び、決めるべきところでしっかりと決められた決定力、もはや言うことなど何もない…そう、この試合に限っては…。

しかし、全員得点した高校生組は大人組のことをこう思っているに違いない。（以下引用）

「最近衰えてきたよね〜」

「もうあの人達に好き勝手させないよ！」

どうやら完勝してチームがひとつになるどころかバラバラになってしまったようだ。

この影響が次の準決勝にどう響くのか心配である。

3勝1敗で進出した決勝リーグ。相手はナベラックガール藤○率いるアンツ集団！！我々はこの大会で優勝しバンビカップ卒業を目指していたためこんなところで負けるわけにはいかない。気合を入れていざ出陣！！

しかし、アンツとは集まると強いもの。キリギリスの我々は中盤でボールをキープできません。中盤でボールキープができない→試合をコントロールできない→イライラの悪循環。やけくそになりボールを取りに行った酒がスライディング気味に相手選手にぶつかりました。

ベンチのアンツ集団　「おいおい、あぶねーぞ！！！審判、イエローイエロー！！」

しかし審判は忠告のみ

ベンチのアンツ集団　「審判、あめーよ！！！！」

試合に熱くなるのはいいですが、暴言はやめてほしいですね。

※試合前の説明で初めは「注意」のみって言ってます。そんなにすぐに警告出さないよ。バンビなんだから。まあ聞いてないのか、代表が他のメンバーに説明してないのかは知らないけどね…。

どのような失点か忘れてしまいましたが0-1で前半終了。

後半も同じような展開で思うようにプレーができません。自陣での守りが続く中、シュートを止めようとした獣と糸がぶつかってしまいました。1試合目ですでにけがをしていた獣が足を気にするような動作をしたためベンチから声がかかります。

ベンチ　「大丈夫か？ダメなら代われよ。足引っ張りそうだったらすぐ代えるからな！！」

獣　「大丈夫です！」

相手のコーナーキックで再開した次の瞬間！！！ヘディングシュートが獣の手をすり抜けゴール！！！！

全然大丈夫じゃないじゃん！！！！！

結局最後まで思うようにプレーができないまま0-2で試合終了。ここで優勝への道は途絶えてしまいました。

初の決勝進出が叶わず意気消沈のDT。しかし、大会はまだ終わらない。そう、3位決定戦が残されているのだ。しかも、3位はトロフィーが授与されるが、4位は缶コーヒーしかもらえないので、その格差は大きい。無論DTは全力で3位死守を狙うわけである。

しかし、予選の勢いはどこへやら。あれだけ攻めと守りがかみ合っていたはずのDTの歯車がどこか狂ってしまったようだ。拙攻ゆえに焦りが生じる。あれだけ紳士的なプレーヤーであった山(自称)が抜かれまいと故意のファールに及ぶというショッキングな場面も見られた。奇跡的にカードは出なかったが、DTの流れの悪さを象徴しているといえよう。相手チームに所属しているスウェーデン代表のアンデルスシュベンソン（らしき人）が浮き球を駆使して攻め立てる。

そんな中、DTの弱点ともいえる場面に遭遇する。相手CKからのミドルシュートである。相手CKになるとついディフェンシブになってしまうせいで中盤ががら空きに。そこを逆手に相手が強烈なミドルを繰り出すわけである。GKは味方がブラインドとなって反応が遅れ失点。

後半は気をつけねば…。

と、思いきや、またも同じパターンから失点。もはやDTの弱点といっても過言ではないだろう。そして、DTのCKから得点というパターンは実は非常に少ないという事実が浮き彫りになる。確かに相手チームのようなCKからの鮮やかな得点シーンはほとんど記憶にない。どうやら、CK対策を練ると同時に、CKからの詰めの練習が必要のようだ。

そんなわけで試合終了。0-2で敗北を喫してしまうと同時にトロフィーが遠くへ行ってしまうのであった。
しかし、DTの課題が明確になった点で収穫はあったといえよう。あとは、今までのように週1回のペースで練習を続ければDTは確実に強くなるであろう。今年は今回の大会をもって蹴り収めとなるわけである。年末年始は忙しいとはいえ、まさか鍋天をはじめとする大人組『若い衆には負けられないぜ』の蹴り始めが1ヶ月先になるということはないだろう。

まさか試合で負傷した獣が修羅の国のボロになっているということはないだろう。

そう、きっと熱い蹴り始めになることだろう。

アモーレミーオ!!