第2回 FG Banbi CUP 結果

目次

  1. 大会要綱

  2. 大会結果

  3. DT73試合結果

  4. 各員の感想

  5. 総括

大会要綱

実施要綱

場所
ららぽーとフットサルガーデン
日時
2004年10月11日(月祝) 10:30〜
参加資格
超ビギナークラス
参加チーム
10チーム

競技既定

競技時間
予選:7分ハーフ、決勝トーナメント:8分ハーフ
交代
自由
警告(イエローカード)
二枚で1試合出場停止
退場(レッドカード)
当該試合及び、次試合出場停止
勝敗のつかない場合(決勝トーナメント)
準決勝:3人PK、決勝:5分間Vゴール→3人PK

大会結果

予選グループリーグ

各グループの1位と2位が決勝トーナメントに出場。

Group A

レッドコメッツユナイテッド DT73 マジョーラ blue papillon ホエールズ 勝点 得点 失点 得失点差 順位
レッドコメッツユナイテッド 0-2 1-1 4-0 1-0 7 6 3 3 2
DT73 2-0 1-0 3-0 1-1 10 7 1 6 1
マジョーラ 1-1 0-1 2-0 0-2 4 3 3 0 4
blue papillon 0-4 0-3 0-2 1-1 1 1 10 -9 5
ホエールズ 0-1 1-1 2-0 1-1 5 4 3 1 3

Group B

SKY'H KATOOV ロドリゲス blue C.ダンゴムシ YFC 勝点 得点 失点 得失点差 順位
SKY'H 2-2 3-1 1-3 5-1 7 11 7 4 2
KATOOV 2-2 1-1 4-0 3-1 8 10 4 4 1
ロドリゲス 1-3 1-1 0-1 3-0 4 5 5 0 4
blue C.ダンゴムシ 3-1 0-4 1-0 2-2 7 6 7 -1 3
YFC 1-5 1-3 0-3 2-2 1 4 13 -9 5

決勝トーナメント

チーム名 準決勝 決勝 優勝
DT73 ×3-3(PK3-4) ○スコア不明 SKY H"
SKY H" ○3-3(PK4-3)
KATOOV ○スコア不明 ×スコア不明
レッドコメッツユナイテッド ×スコア不明

三位決定戦

チーム名 三位決定戦 三位
DT73 ○ 3-0 DT73
レッドコメッツユナイテッド × 0-3

最終成績

5位以下は予選リーグでの勝点、得失点差、総得点による。

順位 チーム名 予G
1 SKY H" B 4 2 0
2 KATOOV B 3 2 1
3 DT73 A 4 1 1
4 レッドコメッツユナイテッド A 2 1 3
5 blue C.ダンゴムシ B 2 1 1
6 ホエールズ A 1 2 1
7 ロドリゲス B 1 1 2
8 マジョーラ A 1 1 2
9 YFC B 0 1 2
10 blue papillon A 0 1 2

DT73試合結果

第1試合

試合概要
対戦相手 レッドコメッツユナイテッド スコア 2-0 0-0 備考 主審:もさグレート MVP
2-0 得点:山2 戦犯
前半 メンバー
ポジション 背番 名前 記録
シュート ゴール アシスト セーブ 失点 ファール 警告 退場
PV 9 0 0 0 2 0 不明 0 0
LAL 3 2 0 0 - - 不明 0 0
RAL 8 0 0 0 - - 不明 0 0
FX 1 2 0 0 - - 不明 0 0
GK 13 0 0 0 - - 不明 0 0
試合の流れ

いよいよバンビカップの開幕。DT73は初タイトルに向けて気合十分といったところ。・・・ただ1人を除いては・・・

同窓会でニャンニャンしていたため1時間しか寝ていないDTの正ゴールキーパー鍋は、人数ギリギリの大会に30分の遅刻で到着。そんな鍋に対して忍が厳しく言い放つ。

時間も守れないやつはゴールキーパーどころかタイムキーパーで十分だ!!

ということで、第一試合、鍋は荷物管理・カメラ撮影・タイムキーパーという3役をこなすことに。ちなみに鍋が管理していた荷物には、全員の財布や携帯などが入っており、これを盗まれると帰ることすらできなくなってしまうため、ある意味一番重要なポジション。

序盤、いつものようにDT73は引き気味で様子を見る。

しかし、レッドコメッツユナイテッドもシュート力のある強豪。マークが外れた隙を逃さず積極的にシュートを打ってくる!

しかし、あと一歩のところでクロスバーに助けられたりと、なんとか前半を0-0で折り返す。

前半守りきった集中力を後半にもつなげて行きたいところ…。

記者 獣 悩める越後
その他
前半を0-0で乗り切ったDT73は、辛口コメントでお馴染みのセルジオ越後に後半の作戦を授けてもらうことに。
後半 メンバー
ポジション 背番 名前 記録
シュート ゴール アシスト セーブ 失点 ファール 警告 退場
PV 1 4 2 0 1 0 不明 0 0
LAL 3 1 0 1 - - 不明 0 0
RAL 9 1 0 1 - - 不明 0 0
FX 13 0 0 0 - - 不明 0 0
GK 7 4 1 0 - - 不明 0 0
試合の流れ

前線は山鶴天の攻撃的布陣。対するDF陣は、FIXO:獣/GK:鍋の爆弾コンビ。まずは守りを固めよという銀のマスクの教えを真っ向から否定する布陣で後半に臨む。

前半とはうって変わって攻め続けるDT73。パスも繋がるようになって、DFから見ていてもかなり頼もしい。そんな攻撃が結実したのが1点目。

天のシュート!!・・・をGKがセーブ・・・

↓・・・跳ね返ったところを・・・

鶴がシュート!?

↓・・・ボールが敵ゴール前にこぼれたところを・・・

逃さず山が足を伸ばし倒れながらシュート!!

相手にクリアの暇を与えない容赦のない3連続シュート。意地でも点を取ってやるという気迫のプレーが先制点を生む。

その後も攻め続け、山が天とのワンツーから左足でゴール右隅に2点目を決める。

よーし、これで勝てるぞ!・・・と思った瞬間!

相手チームが打ったシュートが獣の前足手にHIT!しかもここはペナルティエリア内。

ハンドか!?

緊張が走る。プレーが止まる。ハンドならばPKだが・・・

しかし、笛は鳴らず。サッカーと違ってフットサルの場合、手に当たっても故意でなければハンドを取られないのだ。こうしてDT73は初戦を勝利で飾り、勢いに乗った。

記者 獣 同胞・もさグレート
その他
獣の独白
「ハンド!?」がとられなかったのは「もさ(=獣)が主審のもさグレートと同胞(はらから)だったおかげである」という考えは根も葉もない噂である…きっと。似てないぞー似てないぞー似てないぞー…。

第2試合

試合概要
対戦相手 blue papillon スコア 3-0 1-0 備考 得点:鶴 MVP
2-0 得点:山2 MIP
前半 メンバー
ポジション 背番 名前 記録
シュート ゴール アシスト セーブ 失点 ファール 警告 退場
PV 3 4 1 0 - - 不明 0 0
LAL 13 1 0 0 - - 不明 0 0
RAL 8 1 0 0 - - 不明 0 0
FX 1 2 0 0 - - 不明 0 0
GK 7 0 0 0 1 0 不明 0 0
試合の流れ

第1試合を制し、勢いに乗るDT73。前回の大会では、第1試合で勝った後、ライバルチームの敗北に大はしゃぎし、その後自らが大敗して大恥をかきました。なので、今回は非常に奥ゆかしい我がチーム。勝ってかぶとの緒を締めます。

第2試合の主審ももさグレートでした。

相手は青いユニフォームのパピロン。辞書で調べても意味はわかりません

若そうなメンバーが多く、運動量がありそうだと危惧しましたが、今回対戦したチームの中では最も試合馴れしていない感じでした。1年前の我々を彷彿とさせます。

序盤からボールを支配するDT73。守勢に回った相手は思わずゴール前でファールをしてしまいます。チャンス!山のフリーキックは相手ディフェンスに阻まれますが、こぼれたボールを鶴がダイレクトでハーフボレーシュート!

結婚式後初ゴールは敵味方全員の度肝を抜く鋭さで相手ゴールに突き刺さったのでした。

鶴は結婚指輪に口付け。

記者 忍 結婚指輪にキスを捧げる鶴
その他
>朕 鶴は頑張りましたよ〜。
後半 メンバー
ポジション 背番 名前 記録
シュート ゴール アシスト セーブ 失点 ファール 警告 退場
PV 9 5 0 0 - - 不明 0 0
LAL 1 3 2 0 - - ハンド 0 0
RAL 8 0 0 1 - - 不明 0 0
FX 13 2 0 0 - - 不明 0 0
GK 7 0 0 0 4 0 不明 0 0
試合の流れ

後半開始早々、山が相手ゴール左上隅にキックオフゴールを決めます。相手はキックオフゴールなどという芸当は初めてらしく、「何だよそれー」という雰囲気に。こうなるといよいよこちらのペースです。

フィールドが若干乾いてきたのか我々が濡れたピッチに馴れたのか、パスの繋がりはよくなり、山天獣の三線速攻が見られるようになりました。しかし相変わらずピッチは滑り、パスは速くなってしまいます。

試合終了直前数分前に、相手キーパースローが程よいところに飛んできたのでヘディングで落としました。そのボールは山の足元に。山はそのままダイレクトで左足シュート。本人いわく「当たりそこない」だったそうですが、集中力の途切れていた相手キーパーの脇を抜けゴール!僕にとってはごっつぁんアシストでした。

調子付く山は、相手チームの相手ゴール前でのトラップミスでこぼれたボールを左手で手繰り寄せてヒールシュート…。さすがのもさグレートもハンドを採りましたがイエローカードはなし。「アグレッシブに取りに行った結果だ!」ということでしょうか。

ともあれ、チームは初の連勝を飾ったのです。

記者 忍
その他
前回大会の反省を生かし、目の前の試合に全力を尽くしたことが連勝に繋がった。

第3試合

試合概要
対戦相手 マジョーラ スコア 1-0 1-0 備考 得点:天 MVP
0-0 警告:忍 MIP
前半 メンバー
ポジション 背番 名前 記録
シュート ゴール アシスト セーブ 失点 ファール 警告 退場
PV 1 3 0 0 - - 不明 0 0
LAL 9 2 1 0 - - 不明 0 0
RAL 3 2 0 0 - - 不明 0 0
FX 13 2 0 0 - - 不明 0 0
GK 7 0 0 0 3 0 不明 0 0
試合の流れ

初の連勝に続き、貪欲にも3連勝を狙うDT73。偵察していた限り相手チームはGKがかなりの強肩で、まるでドッヂボールのようにキーパースローを投げ、GKやDFがクリアし損なった隙をつく戦術を採っていた。一見単調な戦術だが、これを徹底しているのが却ってコワい。

我らがDTとしてはこの試合をモノにするために是非ともこの戦術を破らねばならない。そこで採用したのが獣をFXに置きGKからのトマホークミサイルを迎撃するというディフェンシブな戦術。どのように迎撃するかというと…。

さて、試合開始。ここから凄絶な闘いが始まる。予想通り相手のキーパースローが矢のように味方ゴールまで飛んできた。

と、そのとき、

ぽよよよ〜ん

…ではなく、

ちゅどーん!!

FXの獣の胎にトマホークが命中。早くも敵の作戦にはまってしまったのか。…いや、当初からこれがDTの作戦だったのだ。

飛んでくる方向さえ分かれば止めるのは容易い」と言いながら剣心は至近距離からのピストルの弾丸を剣のつば先でことごとくはじき返したのはあまりに有名である(「るろうに剣心」参照)。

もちろん獣は人斬り抜刀斎でも何でもないので、そのような見切り術は持ち合わせてはいなかったはずだが、意外や意外、枠に入ってくるキーパースローの大半を獣は自らの胎を使って跳ね返すではないか。まさに「少林サッカー」の「鉄の胎」そのものである。皆さんもあの感動的なシーンを思い出していただきたい。

GKであった私は熱くなった。俺もこうしていられないと。元野球部ピッチャーの血が騒いだのだ。

味方のキーパースローになったとき、私は敵のゴール目掛けてボールを投げつけた。

あたっ!!(ケンシロウ風)

しかし、コートが濡れていたので、手が滑りボールはあらぬ方向へ

敵GKが投げる。同じく手が滑ったのか枠にはいかずこちらのキーパースロー。

今度こそ。

わちゃっ!!(ケンシロウ風)

また、失敗

もう一度来るか!よし、取ったぞ。今度こそ!…またまた失敗

私の中では激しい空中戦が繰り広げられているものと思っていたが、ついに山から中止命令が出される。気がつけば周りからは失笑さえ出る始末。我ながらいい作戦だったんだけどなぁ。

さて、攻撃に目を向けてみると、

いきなり山が宙に浮いているではないか!?

と、思った瞬間山の右かかとにボールが吸い付く。スコーピオンだ!!

しかし、残念ながらボールは枠の外へ。まあ、彼のことです。いつかはやってくれる(※)でしょう。

※やってくれる=決めてくれる(60%)・肩を粉砕してしまう(40%)

そして、天がペナルティエリア内から転がってきたボールをミドルシュートが炸裂しついに先制点を決める。

ちなみに山が各試合の詳細をメールで送ってくれた際に、

1点目:どんなんだっけ?天、覚えてる?

これに対して天の返信↓

初の決勝トーナメントを決定付け・・しかも1−0勝利の貴重な決勝点にもかかわらずこの扱いとは・・・

もはや一触即発の状態。

…いや、よく考えてみればこんな質問で怒るのはいくら何でも理不尽すぎる。例えるなら鶴の間違え変態メールにいとちゃんが1週間もマジギレするようなものだ。

しかし、天の返信の続きは

しかしどんなゴールだったか、決めた本人もすっかり忘れました(笑)。

ほっ。

というわけで前半終了。振り返ってみると、守備は獣の「鉄の胎」のおかげで比較的余裕ができ、その分攻撃するチャンスが多くなったといえよう。実際PV山…3、左天…2、右鶴…2とシュートを放ち、得点は天の1得点だけではあったが、攻撃にバリエーションがあったのは試合内容としては十分評価できるものであった。

記者 鍋
その他
戦術の勝利。
後半 メンバー
ポジション 背番 名前 記録
シュート ゴール アシスト セーブ 失点 ファール 警告 退場
PV 1 3 0 0 - - ハンド 0 0
LAL 3 1 0 0 - - 不明 0 0
RAL 8 0 0 0 - - 不明 0 0
FX 13 1 0 0 - - 不明 0 0
GK 7 0 0 0 2 0 不明 0 0
試合の流れ

試合前から注目されていた談志師匠が参戦。DTの談志と言われていた鍋との夢の対決が実現する…かと思いきや、直接対決する場面もなく、見せ場を強いて挙げるとすれば、せいぜい談志師匠が味方ゴールエリア内で転倒したことぐらいだろうか。夢の対決はまたの機会にということになった。

さて、試合内容は中盤の潰し合いで特筆すべき点はないと思われたが、試合終了が近づいてきた時、本日最初で最後のイエローカードが忍に対して出された。

忍が相手のキーパースローをヘディングでクリアしようとしたところ、頭に届かずハンドでクリアしてしまったのだ。ただ、僕の正直な感想を言えば、染Pが「お〜い!友さ〜ん。やってくれたよ〜!」という気持ちで満ち満ちていた。やはり、ファールは気をつけていただきたい。

まあ、結果そこから失点には結びつかずに無失点での3連勝

今まで到達したことのない境地に辿り着いたDTは感無量であった。

記者 鍋
その他
1-0になった後は落ち着いて守り抜き、無傷の3連勝!

第4試合

試合概要
対戦相手 ホエールズ スコア 1-1 1-1 備考 得点:天 MVP
0-0 初失点 MIP
前半 メンバー
ポジション 背番 名前 記録
シュート ゴール アシスト セーブ 失点 ファール 警告 退場
PV 9 2 1 0 - - 不明 0 0
LAL 7 3 0 0 - - 不明 0 0
RAL 8 1 0 0 - - 不明 0 0
FX 1 2 0 1 - - 不明 0 0
GK 13 0 0 0 0 1 不明 0 0
試合の流れ

ここまでの試合結果で、既にグループリーグ1位突破を決めており、しかも3試合で無失点と波に乗るDT73。グループリーグ最終戦の対戦相手は第9回FG Baby Cupで公式戦初勝利を飾ったホエールズ。しかし、油断は禁物。ここまでの流れを壊さないためにも、きっちりとグループリーグを締めくくりたいものである。

そして、ついにあの男がフィールドに立った。である。

鍋の体は連日の飲み会でアルコール漬けになっており、前述の通りこの日も朝まで同窓会で飲んでいて30分遅刻。そのため、ここまでの3試合はフィールドプレーを自粛させられしていた。

とは言え、彼はここまでの3試合、体を張ってゴールを守り、無失点記録を作っており、DT73初の決勝トーナメント進出の立役者であることは言うまでもない。

ちなみに鍋の朝9:13時点での状態はこんなだったようだ。

鍋のパラメータ
HP…16/124
MP…20/67
状態…アルコール・一時間睡眠
装備…くじけた心
魔法…ラリホー

さて、ホエールズはこの試合で引き分け以下なら決勝トーナメント進出の可能性がゼロになるため、序盤から必死のプレッシャーをかけてくる。そして、開始早々ロングシュートを放たれると、GKの獣からは山鍋がブラインドになりボールが見えず、強烈なシュートがDT73ゴールに突き刺さってしまう。

今大会無念の初失点

我々はまたもや油断してしまったようである。少なからず我々の心の中に決勝トーナメント進出で満足している自分たちがいた。

こんな気持ちで決勝トーナメントに行っても惨敗は目に見えている。「目の前の一試合一試合に全力を尽くそう」と誓った試合前…そんな初心を忘れかけていた我々の目を覚ましてくれた1点だった。

目覚めたDT73は中盤で山がボールを持ち右の天にパス。天が冷静にキーパーの脇の下を抜いてゴール!同点に追いつき、全勝での決勝トーナメント進出が見えてきた。

記者 山
その他
初失点を喫するも落ち着いて試合をコントロールし、勝負どころできっちり1点を取るあたり成長したものである。
後半 メンバー
ポジション 背番 名前 記録
シュート ゴール アシスト セーブ 失点 ファール 警告 退場
PV 8 2 0 0 - - ハンド 0 0
LAL 3 1 0 0 - - 不明 0 0
RAL 9 4 0 0 - - 不明 0 0
FX 13 0 0 0 - - 不明 0 0
GK 7 0 0 0 4 0 不明 0 0
試合の流れ

後半、無理をして攻める必要のないDT73は相手の攻撃を受けながらカウンターを狙う。

と言うわけではないが、慌てる必要はないので、まずはきっちりと守り、チャンスがあれば天が前線でボールをキープしつつ、鶴忍が攻撃に絡むという作戦に立てた。

と言うわけではないが、結果としてそのような形が多くなっていた。

天が丁寧にボールをキープするその姿はまさに女人を扱うかのようであった

※一部で「天の女人の扱い方は丁寧とは言いがたい」という噂もあるが、この件に関してはここでは割愛させていただく。

もはや後が無いホエールズは更なる猛攻を仕掛けてきたが、落ち着いて守るDT73のカテナチオは破れず1-1のまま試合終了。全勝は逃したものの、決勝トーナメント進出を目指して全力で向かってくる相手に対して気持ちで負けずきっちり引き分けて上位進出できたのはいい経験になった。

試合中、鶴がヘディングをしたときに相手DFと接触して鼻をぶつけて一瞬ひやりとしたけど、怪我が無くて何よりだった。

新婚の鶴にムリヤリ大会に来てもらった上、怪我をして帰したら鶴嫁に怒られるだけでは済まされない。鶴が普段から酒瓶で鍛えられていて本当に良かったと胸を撫で下ろすメンバー一同。

とにもかくにも初の決勝トーナメント進出を決めたDT73はアミノサプリで祝杯を挙げた。

記者 山
その他
「大人の試合運び」(ジーコ)に見学の山も安心。 余裕を持って決勝トーナメント進出。

準決勝

試合概要
対戦相手 SKY H" スコア 3-3 2-1 備考 得点:獣山 MVP -
1-2 得点:山 戦犯 山忍天
前半 メンバー
ポジション 背番 名前 記録
シュート ゴール アシスト セーブ 失点 ファール 警告 退場
PV 3 0 0 1 - - 不明 0 0
LAL 13 2 1 0 - - 不明 0 0
RAL 8 0 0 0 - - 不明 0 0
FX 1 2 1 0 - - 1 0 0
GK 7 0 0 0 4 1 不明 0 0
試合の流れ

グループリーグを1位で勝ち上がったDT73は、勢いそのままに準決勝へ。相手は若くて血気盛んなSKY H"。前回のFG Baby Cupでオーバーヘッドキックを決めていたイタリア代表のユニフォームのチームだ。

開始早々、山がキックオフシュートを打つも壁に跳ね返される。しかしボールが跳ね返ったところにいたのは何と双子の弟・白もさ。(※双子の兄=黒もさ=もさグレート=主審)

これが野生の反射神経か、反動蹴足迅砲よろしく再びボールをゴールに蹴り返したところ、キーパーがボールを掴みきれずそのままあっさりゴール。開始30秒での幸運なゴールをものにする。

ところが相手も若くて勢いのあるチーム。準決勝ともなるとテクニックもなかなかのもの。攻め込んできた相手選手に対して山がたまらず気合で止める!

・・・が、ピピー、ファール

今日の審判はなかなか判定が厳しい。ペナルティエリア手前でFKを与えてしまう。山の壁もむなしくボールはゴールに吸い込まれた。1対1。

しかし、取られたら取り返すのがDT魂。鶴が相手PIVOにプレッシャーをかけ、ボールがこぼれたところを山にパス。そのまま山が攻め上がり冷静にゴール右下に流し込むとポストギリギリの絶妙なコースに決まった。2対1。

白熱した緊張感溢れる試合は、後半戦へ突入。

記者 鶴 ゴールの雄叫びを上げる獣
その他
グループリーグと決勝トーナメントでファールの判定基準が違うのはいかがなものかと…。
後半 メンバー
ポジション 背番 名前 記録
シュート ゴール アシスト セーブ 失点 ファール 警告 退場
PV 9 0 0 1 - - 不明 0 0
LAL 1 2 1 0 - - 不明 0 0
RAL 8 0 0 0 - - 1 0 0
FX 13 0 0 0 - - 不明 0 0
GK 7 0 0 0 3 2 不明 0 0
試合の流れ

後半開始。SKY H"の猛攻に忍が体を張ってブロック・・・

・・・が、ピピー、ファール

えっ、またまたゴール直近の位置。白もさ以外が体を張って壁を作るも、相手の強烈なシュートを止められず・・・。2対2。

若い相手チームは勢いに乗って猛攻を仕掛けてくる。防戦が続き、流れが悪くなりつつあるDTに再び活を入れたのはやはりキャプテン山。山からのコーナーキックを天が再び山にリターンパス。山はそのまま振り抜きゴール右上に強烈なシュートを突き刺した。虎の子の1点。3対2。

残り時間3分。その後も熾烈な戦いを続けるDT73とSKY H"。ベンチの鶴は早く試合が終わることを願う。しかし、準決勝はこれまで経験したことのない8分ハーフ。そんなに甘くはなかった。

試合終了間際、右サイドのFKだかCKだかからパスを回されシュートを打たれる。マークはしっかりと付いていたものの、ゴロのシュートが不運にも天の足に当たりコースが変わる。鍋も反応しきれずゴール右隅へ。終了間際の痛い失点。3対3。試合はドローのままPK戦へ。

FKorCK論争
鶴 「僕の記憶では3点目のファールが忍だった気がしたのですが・・。」
山 「3点目はコーナーキックから。」
鶴 「3点目もFKだったはずです。僕の記憶では。」
忍 「3点目は相手のキックインが天ちゃんの足に当たって入りました。」
天 「コーナーキックからショートコーナーで出され、相手が強く蹴りそうだったのでオレが詰めようかどうしようかという時に先に強く蹴られて、よけたオレの足に当たってゴールイン。そのコーナーキックの原因となったクリアだかパスミスだかで忍が謝ってたので、鶴は忍ファールと思ったのかも?」
鶴 「3点目はうちは壁をつくっていて、壁の中にいた天ちゃんの足にあたった記憶があります。」
天 「言われてみればCKじゃなくFKだった気もする。だとしても直接じゃなくて、一人が横に軽く出したのを別の人が強く蹴ったはず。いずれにしろ足に当たってゴールされた瞬間、『迷わずにもっと詰めれば良かった』と強く後悔したのは確実に覚えてる。」
結論
FKでもCKでも大差ないのでどっちでもいい

さて、3本ずつのPK戦というルールに、DTは山・もさ・天が蹴ることに。3対3のPK戦は双方きっちりとゴールを決めサドンデスに突入。

そしてDTの4人目は鶴。練習試合の経験を思い出し、無心でシュート・・。あれ、真中にいっちゃった。これを相手キーパーが正面でセーブ。これで後がなくなったDT。鍋が止めなければ負けてしまう。鶴は責任を感じて目をつぶって祈る。相手のシュート・・・。なんと枠の右にそれる。これで再びイーブン。

DTの5人目は殺人キッカー忍。豪快なシュートを蹴りこむ。しかし惜しくもキーバー正面。またしてもセーブされてしまう。そして、再び鍋に神龍が降臨することを祈り見守るDTT。

しかし、相手のシュートは左下ギリギリに決まり、DT73は善戦虚しくは3-4でPK戦に敗れる。

この試合が事実上の決勝戦だったといっても過言ではないだろう。惜敗を悔しがりながらもメンバーには闘いきった充実感があった。

そして、3位決定戦への意気込みを胸に引き上げた。

記者 鶴
その他
まさに紙一重の敗戦。しかし負けたとはいえ、清々しさが残った試合でもあった。

3位決定戦

試合概要
対戦相手 レッドコメッツユナイテッド スコア 3-0 1-0 備考 得点:山 MVP 団結力
2-0 得点:山天 勝因 ダンコたる決意
前半 メンバー
ポジション 背番 名前 記録
シュート ゴール アシスト セーブ 失点 ファール 警告 退場
PV 9 1 0 0 - - 不明 0 0
LAL 3 3 0 0 - - 不明 0 0
RAL 8 0 0 0 - - 不明 0 0
FX 1 2 1 0 - - 不明 0 0
GK 7 0 0 0 1 0 不明 0 0
試合の流れ

ワールドカップ98(フランス大会)、ユーロ2000(オランダ&ベルギー大会)のオランダのように、惜しくも準決勝でPK負けを食らった我がDT73。しかしここで気持ちをきらしては、いつもの二の舞。

きっちりこの試合に勝って3位の座を手にいれようぞ。

(「また幼き日のように一緒に遊ぼうぞ。」byカイオウ)

3位決定戦の対戦相手は、開幕戦の相手でもあったレッドコメッツユナイテッド(マンUのユニ)。

ユーロ2004でギリシャがポルトガルに開幕戦と決勝で連勝したように、きっちり勝とうぞ

しつこい

調子のよいチームはいじるな」の格言に従い、GK以外は開幕戦の前半と同じ布陣で試合開始。

左ハーフの鶴がけっこうフリーでボールに絡む。案の定、相手ベンチからは「ちゃんと戻れよ!相手フリーがいるじゃん!」の怒号が。

そしてついに、コート中央で山鶴が共にボールを取りに行き、前は誰もいなくてフリー状態。

俺が俺が状態」の山が鶴からボールをかっさらってゴール。

前半終了。

記者 天
その他
少ない人数での6戦目ながら疲れを感じさせない動きのDT73。
後半 メンバー
ポジション 背番 名前 記録
シュート ゴール アシスト セーブ 失点 ファール 警告 退場
PV 3 2 0 0 - - 不明 0 0
LAL 7 2 0 0 - - 不明 0 0
RAL 9 2 1 0 - - 不明 0 0
FX 1 2 1 0 - - 不明 0 0
GK 13 0 0 0 2 - 不明 0 0
試合の流れ

1点リードしたものの、攻撃的布陣で後半開始。

開始早々、天がフリーでボールを受けそのままミドルシュート。混戦のゴール前を抜けてゴール!

2-0とし、精神的にかなり優位に立つ。その後、鍋がドリブルで突っかけ相手GKと接触。

倒れている相手GK、心配して止まるプレーヤーたち、フィールドプレーヤーたちのそんな心配をよそに一人貪欲にゴールだけを狙う山が容赦無くそのままシュート

※ヒドイと思わないでください。主審の笛が鳴るまでプレーを止めずに全力を尽くしただけです。(山)

山が、今大会の得点王を確定させる(多分)、大会8点目のゴールを決める。

そして試合終了。堂々、3位を獲得!

記者 天 初タイトルに乾杯!
その他
今回3位を獲得した6名は晴れてDT73の1軍に正式登録されました。

各員の感想

総括

結成当初何かの間違いで出場してしまったオープン大会で手に入れた3位から早1年2ヶ月、ついに手に入れた決勝トーナメント進出&3位。骨折の藤・仕事の成・修学旅行前の糸・文化祭の森酒を欠き、わずか6名での出場(出場チーム中最少人数)は体力的に厳しいと思われたが、気候が涼しかったおかげもあって全員最後まで足を止めずに走れていた。

雨の影響でピッチが非常に滑りやすくなっており、ボールコントロールのミスも目立ったが、「誰かがミスをしても必ず誰かがそれをカバーする」・「FIXOが攻めあがったときには、PIVOや両サイドが後方をカバーする」といった動きが徹底されており、まさにDT73史上最も素晴らしいチームワークを発揮できた大会だったと思う。

1人1人が「One for All, All for One」を意識して最後まで諦めずに責任を全うしようと努力したことが今大会の好成績に繋がったことは言うまでもなく、その中でメンバーたちはいつも以上の力が発揮することができたのではないだろうか。

コート初ゴールを強烈なハーフボレーで飾った鶴や5試合無失点記録の鍋、2試合目・3試合目と貴重な勝負どころでの得点を冷静に決めた天、常に守備のバランスを意識して一度としてカバーを怠らなかった忍、そして感動的な兄・もさグレートとの再会を遂げた白もさ・・・。

ただ、一つだけ残念だったのは、試合後の食事だった。ららぽーと内の『Cafe KONNICHIWA』に入ったはいいが、「こんにちわ」どころか、水も出てこないし、注文も取りに来ないと最悪の店だった。こっちからわざわざ声をかけてやる義理も無いので、大会の報告書の割り振りなどを決めながら待つこと15分。我慢の限界に達し、店員を呼び、水を持ってこさせ、注文を取らせる。

まず鶴のペペロンチーノが出てきたが、鶴がペペロンチーノを食べ終わっても一向に他の料理が出てくる気配が無い。その後、しばらくして注文した料理は出て来るも、結局、この店の某木場校並に回ってない仕事ぶりのせいで、映画『デビルマン』計画が潰され大会の満足感も霧散してしまい、帰路に着くこととなった。(山)